ちゃんと思いを伝えていますか?
こんにちは、しょういです。皆さんは自分の願いや気持ちを相手に包み隠さず吐露することができていますか?
基本的に人間というのは言葉をつかって意思伝達を行います。
そのため、何かを伝えたいときは、言葉を通してきちんとした形で伝える必要があります。
これを「アサーション」といいます。
よくある例として「親しい関係だから言わなくてもわかるでしょ」という人がいますが、親しい関係だからといって、何もせずに伝わることはほとんどありません。昔放送されていたドラマ『家族ゲーム』のなかで桜井翔さんが発した言葉が琴線に触れたのでここで引用します。
"絆"って言葉が気軽に手軽に使われている世の中で、
家族の絆なんて自然に存在するものだって思ってたんだよなあ。
そんなわけねえだろ!
互いに膝をつき合わせて
自分の思いを口で、手で、目で、心で
伝えてこそ初めて存在するもんなんだよ
それを何度も繰り返して築き上げていかなきゃ強くならない
めんどくさいもんなんだよ!
長い引用文になりましたが、ささった方もいるのではないでしょうか?
話がそれてしまいますが、「ストライサンド効果」というのはご存知でしょうか?
ストライサンド効果は
「ある情報を他人に知られないように隠ぺいしようと努力した結果、かえってその情報が多くの人に出回って知られてしまう」
という現象のことを指します。
皆さんの中でこんな経験をしたことのある方はいませんか?
会議中に、自身に問題が発生したが、皆は話している最中なので伝えられないまま続いた。
後になって「~君、この書類についてどうかな?」と話を振られたが
「すみません、途中で問題が発生して確認できませんでした」
と謝ることになった。
この場合は、問題が発生した時点で言えばすぐに解決したかもしれません。ストライサンド効果がはたらいているのです。
僕も小学一年生の頃、教科書を持ってくるのを忘れた事を、授業の途中で先生に報告した結果、怒られて立たされたという苦い思い出があります。
なのでアサーション力は非常に大事なのです。
家族や友達、恋人だろうと変わりはありません。
血はつながっているとしても相手は他人なのです。
この機会に是非アサーションを身につけていただければ幸いです。
年をとると時間が短く感じる理由
こんにちは、しょういです。今日は「年をとるにつれて時間が経つのが早く感じる理由」についてお話します。
皆さんの中で「最近時間があっという間に過ぎてしまうなあ」と感じる方はいませんか?
「今年はあっという間だったけどいろんな事があったなあ」と感じるのは別に大丈夫です。
楽しい事というのは時間が短く感じるものなので、これは良いことです。
そうではなく、「え、もうこんな時間!?何もできなかったんだけど」と感じることがダメなのです。
これをもとにしたもので、心理学用語で「ジャネの法則」という言葉があります。
「年齢と、感じる時間の経過の長さは反比例する」
という法則のことを指します。
なぜこのようなことが起きるのか、考えられる理由を以下にまとめました。
・新しい体験が少ない
時間の経過が早く感じる人ほど、同じ毎日を繰り返していることが多いです。
何か少しの変化でもいいので、生活に新しい体験を加えてみてください。
「新しい趣味を始める」
「いつもとは違うルートで家に帰る」
「飲食店でいつも頼んでいるメニューと違うメニューを頼む」
など、ささいな事でも構いません。
・マルチタスクになっている
皆さんの中で
「一つのタスクとりかかっている最中に、別のタスクについて考える」
ことがある方はいませんか?
実はこれも時間の経過が早く感じる理由の一つです。
一つのことに集中できていないからです。
これを鍛えるにはマインドフルネスという方法が一番ですので下の記事を参考にしてください。
子供の頃は無知で、全てのことが新しく感じますが、年をとっていくとそういった経験が少なくなっていきます。
そういったことを少しでも改善するためにも、この記事を是非生活に取り入れてみてください。
しつこく命令している人、マズイかも...
こんにちは、しょういです。皆さんは人に指示をするときどのような方法で指示を出しますか?
しつこく命令するタイプですか?
それとも大まかな概要を達成するように一回だけ指示して、後の方法や過程などは本人に任せるタイプですか?
実は人間には「カリギュラ効果」といって
「執拗に命令されると、その命令とは真逆のことをしたくなる」
という心理現象が働きます。
親御さんの方で、お子さんに「早く勉強しなさい」と口が酸っぱくなるほど命令した結果、お子さんは勉強に全く手を付けなくなったという経験がある方はいませんか?この場合もお子さんの心理にカリギュラ効果が働いているのです。
昔、カリギュラ効果をテーマとした実験が、テレビで放送されたのを見た覚えがあります。
それは人間二人(指示をする人と被験者)、檻の中に閉じ込められたハムスター、スイッチが用意された実験です。
スイッチを押すと強力な電気がハムスターの方へ流れていき、ハムスターは死んでしまいます。
そのスイッチに触れることができるのは被験者一人のみですが、指示をする人が数分間に及び、あらゆる手段を用いて被験者に「スイッチを押してはいけない」という指示を繰り返してきます。
この後どうなったかというと、被験者は理性を失ったせいか、泣きながらスイッチを押したのです。この実験は複数の被験者を対象にして実施されましたが、どの被験者も最終的にはスイッチを押したのです。
禁止を執拗に促すと人間の常識力でさえ覆してしまうということがこの実験でよく分かります。
(実際にはスイッチを押しても電流は流れませんので安心してください。あくまでこの実験の設定は、被験者に「スイッチを押してはいけない」と思い込ませるためです)
いかがでしたでしょうか?「人間にこんな恐ろしい心理現象があったとは」と驚いた方もいると思います。
この心理現象は方法によっていい方向にも悪い方向にも使えると思います。
「カリギュラ効果」、ぜひ押さえていただけると嬉しいです。
正しい方法でほめていますか?
こんにちは、しょういです。
お子さんがいらっしゃる方で、息子さんや娘さんに正しいほめ方ができていますか?あるいは会社の上司や学校の先生など、ものを教える立場にいる方で、部下や生徒さんの能力を発揮できるようなほめ方ができていますか?
実はほめ方によって、ほめられた人の今後のパフォーマンスが大きく変わることが分かっています。
心理学用語で「ピグマリオン効果」と「ゴーレム効果」という言葉があります。この二つは、アメリカの教育心理学者のローゼンタールという人物が、実際に教師と生徒を対象にした実験を通して提唱された言葉です。これらの言葉はそれぞれ以下の意味を表しています。
ピグマリオン効果...教師の生徒に対して期待を高めると、その生徒は成績が大きく向上すること。
ゴーレム効果...教師からの期待が低いと、その生徒の成績が下がってしまうこと。
つまり、教える側が、教えられる側に対して示す態度や言動によって、教えられる側のパフォーマンスは上がりもするし下がりもするのです。
これだけを知ると「それならとにかくほめればいいんでしょ?」と感じる方もいるかと思いますが、そういうわけではありません。
大事なポイントは、「結果」ではなく「過程」をほめることです。
今まで真面目にコツコツと努力してきたのに結果が悪かった人に対して、ムキになって叱る人がいますが、これは正しいほめ方ができていません。どんな人間も成功するときがあれば失敗するときもあるのです。
なので今までしてきた「努力」に目を向けてほめてあげてください。
この記事によって皆さんの成果がより良いものになれば幸いです。
先延ばしが起こる原因
こんにちは、しょういです。皆さんは先延ばしをするタイプですか?もしそうだとしたら何が原因で先延ばしが起こっていますか?今回は先延ばしが起こりうる人間の心理現象についてお話しします。
・セルフハンディキャッピング
努力して満足した成果がでなかった時を危惧し、わざと不利になることをして努力できなかった言い訳をつくる心理現象のことです。
皆さんの中で
「勉強しようと思ったときに部屋の掃除を始めてしまった」
という経験をしたことのある方はいますか?
これもセルフハンディキャッピングに含まれます。「部屋の掃除」という、勉強に関係ない事をあえて行って「部屋の掃除をしなければもっと成績が良かったけどなあ」という言い訳をつくるのです。
「パーキンソンの法則」には第一法則と第二法則がありますが、第二の法則は先延ばしについて関連性が低いため割愛します。
パーキンソンの法則第一法則とは
「仕事の量は、与えられた時間を使い切るまで増え続ける」
という現象のことを指します。
例えば
「一週間後に提出しなければいけない宿題があるとしたら、一週間をまるまるつかって宿題を終わらせる」
といった具合です。これを克服するために、自分で「この日までにここまで終わらせる」という目標を逐一設定するといいと思います。
いかがでしたでしょうか?意外にも当てはまった方がいるのではないでしょうか?このような心理現象に悩まされないためには自己コントロール力を鍛える必要があります。自己コントロール力は努力で鍛えることができます。
以下に先延ばし対策の記事を載せておきます。この記事は時間節約について書かれていますが、先延ばし対策としてもつかえると思います。是非ご覧ください。
先延ばししている人、マズイかも...
こんにちは、しょういです。
皆さんは先延ばしをするタイプですか?それともすぐにとりかかるタイプですか?
基本的にアイデアの創造や問題解決など、時間を要すること以外は先延ばしをせずにすぐにとりかかった方が良いです。
実は先延ばしをすることによって無駄に労力をそいでしまうということが分かっているからです。
心理学で「エメットの法則」という言葉があります。
これは「仕事を先延ばしすると、実際に仕事を終わらせるときよりも倍の時間とエネルギーを消費する」という現象のことを指します。一体なぜこんなことが起きるのでしょうか?その理由として以下のことが考えられます。
・先延ばししても、頭の中ではやるべきタスクについて考えている。
・頭の中で「終わらせなければいけない」という焦燥感に駆られている。
・直前になってタスクをするとき、「普通のスピードじゃ間に合わない」と危惧して余分に労力をつかってスピードを上げる。
この結果時間を無駄に費やすどころか、最終的に気力もなくなるという負のループに陥ってしまいます。目の前にある課題は迷ったらすぐにとりかかるのをオススメします。
先延ばしを少しでも改善していただくための方法を別の記事でまとめました
↓
この記事は「時間の節約方法」について書かれていますが、先延ばしをしないための方法としても十分につかえると思います。
先延ばし癖がある方はこれを機になおしてみてはいかがでしょうか?
スキマ時間にできること「社会人」編
こんにちは、しょういです。今回は社会人の方ができることについてご紹介します。「社会人」編ではありますが、大学生の方も参考になると思います。
社会人になるとプライベートの時間がかなり限られてしまうため、日常の何気ないスキマ時間をより有効に活用する必要があります。そんな少ないスキマ時間でも有効活用できるようなことを紹介します。
*「学生」編と重なる部分が多々ありますのでご了承ください。
・アイデア出し
本業以外で「副業」として収入を得ている方、あるいはこれから副業を始めようと思っている方はアイデアを毎日創らなければいけません。
「ブログでどんな内容の記事を書くか」「YouTubeで何をネタにして撮影するか」などを考えたときに、スキマ時間を活用することができます。
些細な事でも構いませんので思いついたことをスマホのメモ帳アプリなどでメモしておくといいと思います。
・瞑想
「瞑想」という言葉を聞くと宗教的なイメージが想起されますが、そんなことは全くありません。
瞑想はお金が一切かからないし手軽に始められる上に、瞑想によってストレスや欲求をコントロールする能力が身に付きます。
瞑想のポイントは呼吸だけに注意を向けるということです。
詳しく知りたい方はこちらの記事を是非読んでください。仕事など日常のストレスに強くなるかもしれません。
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・勉強
仕事をしながら、資格試験などの勉強をしている方もいらっしゃると思います。電車通勤している方などはこの時間を活用するだけでも勉強時間をより確保することができます。
電車の中にいるときは「暗記系」かつ「以前に学習経験のあるあいまいな知識のもの」を勉強することをオススメします。インプットは静かな場所で、アウトプットは騒がしい場所で行う方がはかどるといわれているからです。計算問題や、目新しい知識のインプットなどを電車の中で行うのはあまりオススメしません。とはいえ個人差がありますので、自分に合った勉強法を実践してみてください。
・運動
運動は、記憶が脳に定着するのを促進する働きをもっています。勉強後の休憩時間に運動するのもありだと思います。
このとき、足を使った運動をすることをオススメします。足は「第二の心臓」と呼ばれ、血液を脳に送り込ませる役割があるからです。
スクワットやウォーキングなどでも効果はあると思いますので是非試してみてください。
いかがでしたでしょうか?ここでは5分や10分のスキマ時間を有効活用できるような、社会人ができることについて紹介しました。社会人は自由な時間が本当に少なくなってしまうため、スキマ時間を利用することで大きく成長することもありうるので、スキマ時間に是非取り入れてみてください。