正しい方法でほめていますか?
こんにちは、しょういです。
お子さんがいらっしゃる方で、息子さんや娘さんに正しいほめ方ができていますか?あるいは会社の上司や学校の先生など、ものを教える立場にいる方で、部下や生徒さんの能力を発揮できるようなほめ方ができていますか?
実はほめ方によって、ほめられた人の今後のパフォーマンスが大きく変わることが分かっています。
心理学用語で「ピグマリオン効果」と「ゴーレム効果」という言葉があります。この二つは、アメリカの教育心理学者のローゼンタールという人物が、実際に教師と生徒を対象にした実験を通して提唱された言葉です。これらの言葉はそれぞれ以下の意味を表しています。
ピグマリオン効果...教師の生徒に対して期待を高めると、その生徒は成績が大きく向上すること。
ゴーレム効果...教師からの期待が低いと、その生徒の成績が下がってしまうこと。
つまり、教える側が、教えられる側に対して示す態度や言動によって、教えられる側のパフォーマンスは上がりもするし下がりもするのです。
これだけを知ると「それならとにかくほめればいいんでしょ?」と感じる方もいるかと思いますが、そういうわけではありません。
大事なポイントは、「結果」ではなく「過程」をほめることです。
今まで真面目にコツコツと努力してきたのに結果が悪かった人に対して、ムキになって叱る人がいますが、これは正しいほめ方ができていません。どんな人間も成功するときがあれば失敗するときもあるのです。
なので今までしてきた「努力」に目を向けてほめてあげてください。
この記事によって皆さんの成果がより良いものになれば幸いです。